世界一睡眠不足の日本人。
他の先進国の平均睡眠時間より1時間以上少ない、断トツのワースト1です。
この状況で深刻なのが慢性的な睡眠不足による「睡眠負債」。
宿泊施設でも、「睡眠」にこだわったホテルもあります。
寝具を含めた睡眠環境の良さは、お客様の満足度に関わる大切なポイントです。
今回は、質の良い眠りを提供するするための睡眠環境について、事例を交えてご紹介いたします!
目次
世界一睡眠不足の日本人が抱える睡眠負債とは?
「睡眠負債」、これは日本人にとって深刻な問題です。
「睡眠負債」というのは、慢性的な睡眠不足のことで、日々の睡眠不足が、借金のように少しずつ積み重なり、心身のダメージが蓄積している状態です。
睡眠負債をそのままにしていると、仕事のパフォーマンス低下、やる気の減退、体調不良や病気へのリスクが高まりまるのです。
OECD(経済協力開発機構)のデータによると、主要国と日本の平均睡眠時間はこれだけ差がありました。
中国:9時間2分
アメリカ:8時間48分
フランス:8時間33分
イギリス:8時間28分
日本:7時間22分
他の国と1時間以上も差がある世界ワースト1の短さでした。
近年、その睡眠時間がさらに短くなり、6時間未満の睡眠時間の日本人が全人口の4割を占めると報告されているそうです。
全国の約10,000人のデータを元に調査をしている「ブレインスリープ」の結果による、日本人の睡眠時間の平均は6時間27分で、さらに短くなっているという現実があります。
これは、24時間活動ができる社会になっていること、通勤や通学の時間が長いこと、スマートフォンの普及で生活が夜型になっていることなど、様々な理由が考えられます。加えて、テレワークやお家にいる時間が長くなっていることで、よりパソコンや携帯を見ている時間が長くなったのではないでしょうか?
このことにより、実は多くの方が「睡眠負債」を抱えているのです。
改めて、この「睡眠負債」をなくし、毎日質の良い睡眠がとれるように見直す必要がありますね。
【参考】
・ブレインスリープ
・スリーペディア
・雑誌「veggy」vol.66
目指したい!質の良い眠り(快眠)の条件
まず、目指したい質の良い睡眠は次の3つが揃っていることです。
1.寝入るまでの時間が短い
2.途中で目が覚めない
3.朝スッキリと目覚められる(熟睡感があり、身体に違和感が無い)
ご自身はいかがでしょうか?
この質の良い睡眠のために大切なことは主に2つです。
1.規則正しい生活リズムをつくる
2.睡眠環境を整える
いい眠りをするための準備として、まずは体内時計に合わせた身体のリズムと生活リズムを合わせることが大切です。そして、もう一つ大切なのが、快眠できるように眠る環境を整えることです。
快眠しやすい睡眠環境を整える
では、快眠できる睡眠環境とはどんな環境なのでしょうか?
快眠しやすい睡眠環境とは?
質のいい眠りを提供するための睡眠環境をつくるには、次の3つが大切です。
1.光
眠る時の明るさとしては、0.3~1.0ルクス程度がいいとされています。
部屋全体が薄暗く、モノの形がうっすらとわかる程度の明るさです。
真っ暗にする方もいらっしゃるかもしれませんが、この真っ暗な空間は心理的に不安感を与える場合もあるためあまりおすすめしません。
ただ、真っ暗派の方もいらっしゃると思いますので、調整できるといいですね。
色合いは、白色ではなく、明るさを抑えた暖色系の色合いが落ちつけていいようです。
2.音
できれば静かな環境がいいですが、無音なのは逆に不安な気持ちになる場合があります。
心地い音は、風に揺れる木の葉の音や、静かな図書館ぐらいの音(30~40dB程度)が、おすすめです。
木の枝葉がゆれる音、川のせせらぎ、小鳥のさえずりのように、規則正しいようで不規則な音が人を癒してくれるのです。
3.温度と湿度
人は、何も着ない、何も寝具を用いないで眠る場合には、29℃の室温が最も睡眠が安定するとされています。
しかし、お部屋は季節や環境によって変わります。そこで重要なのが布団の中です。
布団の中の快適な温度は、33±1℃、湿度は50%RH程度です。
寝具には、この温度と湿度の調節をしてくれる自然素材(ウール・リネン・コットン等)がおすすめです。
そして、忘れがちですが、布団に入る前の体温調節も大切です!
これも大切!眠る前の体温調節
人は上がった体温が下がる時に眠くなります。
お風呂に入ると体が温まります。
これは毛細血管が広がることによって血行が良くなり、皮膚の表面から放熱するからです。この放熱によって温度が下がった血液が、全身を循環することによって、体の深部(内臓や脳)の温度を下げます。
この「深部体温」が下がるのと連動して、眠気が増していきます。
このタイミングで眠りにつくと質の良い眠りに入っていけるのです。
この体温調節をサポートして、リラックスもさせてくれるアイテムの一つが、ベッドサイドのウールラグです。
【参考】睡眠環境科学研究所HP
ベッドサイドのウールラグが快眠をサポート
ウールは、呼吸ができる素材で、温度と湿度調節ができます。加えて、空気をたくさん含んでいるため、保温性もあります。
そのため、温まった体の体温調節をサポートしてくれるのです。柔らかな肌ざわりと優しい色合いでリラックスもできるため、いい眠りの準備には最適です。
実は、ベッドサイドのウールのラグは眠る前だけではなく、朝にも活躍します!
朝起きて素足で床に触れた時に「ヒヤッ」と感じたことはありませんか?
この瞬間に、血圧が上昇をしてしまうことがあるのです。ベッドサイドにウールのラグを置くことで、この「ヒヤッ」を防げ、血圧上昇のリスクも減ります。
最後に、そんなベッドサイドにお使いいただいている事例をご紹介します。
ベッドサイドの利用事例
一棟貸しゲストハウス マルマド舎様(北海道)
床からの底冷えを防ぎ、お客様に少しでも快適にお過ごしいただきたいということで、ご利用いただいています。
ご利用いただいている細長いサイズや玄関サイズは、場所も取らないためベッドサイドにおすすめです♪
温泉グランピング シマブルー様(群馬)
こちらはしっかり寛げる大きいサイズ。寝る前のリラックスタイムをゆったりと楽しめます。
いかがでしたでしょうか?
世界一睡眠不足の日本人にとって、この睡眠環境を整えることは非常に大切です。
少しでも質のいい眠りを提供できるように睡眠環境を整えることも、「おもてなし」の一つです。
できることから取り入れてみてはいかがでしょうか?
【関連】ストレス軽減・リラックスできる空間づくりの5つのポイント
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世界一睡眠不足の日本人へのおもてなし~快眠できる睡眠環境を整える~ まとめ
日本人の睡眠時間はよりさらに短くなっている=睡眠負債を抱えている
質の良い睡眠をとるためには、生活リズムと睡眠環境を整えることが大切
眠る前の体温調節は、自然素材ウールラグがサポート!