フローリングの室内だと歩くたびにハウスダストなどの埃がお部屋に舞い上がります。
ある研究機関で空気中の埃を計測したら、じゅうたんを敷いていないフローリングの室内やタイルなどの室内は、じゅうたんを敷いている室内に比べ2倍以上のハウスダストなどの埃が空気中に浮遊しているという結果が出たということです。一度室内に舞い上がったハウスダストなどの埃が落ち着くまでに、数十分かかると言われています。
じゅうたんは埃を表面に抑えつけ、舞い上がらせにくいという効果があるため、お使いいただくのがおすすめです。
加えて、天然素材のじゅうたんは化学繊維のじゅうたんより静電気が発生しにくく、表面に抑えつけられた埃などが掃除機などで取れやすい特徴があります。
海外の住宅で土足の生活において何故じゅうたんを敷くのか?インテリア性というより、ハウスダストや土埃が室内に舞い難くするという生活の知恵かもしれませんね。日本でもフローリングのお部屋の割合が多くなり、室内でのじゅうたんの役割が増してきています。
さらに、織りの密度の高いじゅうたんは、ダニの原因とも言われている食べカス、人のフケや老廃物が、じゅうたんの表面で止まり毛の奥まで入り込みにくいため、ダニも繁殖しにくいと言われています。
裏面を接着剤などで糊止めした機械織りの絨毯は、通気性が悪く湿気もこもりやすい分、ダニなどの温床になりやすいです。しかし、手織りや手機織りの敷物は、裏面に糊止めなどをしていないことが多いため、適度に通気性があり、湿気がこもりにくい特徴があります。